好きな理由を、細部まで。
「可愛い」で止めない。笑い方、強がり、帰りを待つ理由。もう一度会いたいと思うところまで、彼女を描く。
THE MAN BEHIND THE HEARTGEN「好きなゲームの話をしていると、いまだに早口になる。そういう大人のまま、つくっていたい。」
42歳。眼鏡とチェックシャツ、少し窮屈になった椅子が定位置。R18美少女ゲームの話なら、夜が明けるまで付き合える。口下手だけれど、好きなものの話だけは長い。
ゲンPは、リリム・ワークスの創作姿勢を語る、プロデューサー・キャラクターです。
社会人になっても、休日の予定はまずゲームから。気に入った作品は何度も遊ぶ。ヒロインの何気ない台詞に不意を突かれ、よくできた育成の仕組みに唸る。「大人向けだから」で、絵も物語も遊びも諦めたくない。そんな、年季の入った美少女ゲーム好きだ。
かつてはゲーム会社で企画と制作に携わっていた。大勢でものをつくる難しさも、そこで教わった。けれど、いつしかプレイヤーが困っていることより、会議を通すための説明に時間を使っていた。自分で遊び、自分で決め、その結果に責任を持ちたい。そう考えて、会社を離れた。
独立して手に入れたのは、立派な肩書きではなく、試して直せる小さな机。ここを起点に、遊びたいR18ゲームを自分でつくる。派手な宣伝より、彼女が好きになる一行を。もっともらしい資料より、もう一回遊びたくなる手触りを。迷うたびに、プレイヤーだった自分へ戻る。
コミュニティで交わされる、長い感想も短い不満も読む。全部を取り入れるとは約束しない。その代わり、何を選び、なぜ選んだかを話す。発売して終わりにはしたくない。好きになってくれた人と、作品の続きを考えていたい。
ゲンPは、リリム・ワークスの創作姿勢を語る、プロデューサー・キャラクターです。
思いついたら、書き留める。動いたら、自分で遊ぶ。好きだから気になる、その小さな違和感を一つずつ直していく。


「可愛い」で止めない。笑い方、強がり、帰りを待つ理由。もう一度会いたいと思うところまで、彼女を描く。
説明だけで面白さは決められない。小さくつくって、自分の手で確かめる。つまらなければ、つくり直す。
好きでいてくれる人ほど、言いにくいこともある。耳を塞がずに聞き、変えることも守ることも、理由を伝える。
次の作品を考えるときも、今遊んでくれている人を忘れない。ひとつの世界を好きになった時間に、応え続けたい。
彼女の台詞を思い出して笑ったり、昨日と違う編成を試したくなったり。ゲームを閉じたあとにも、楽しみが残っている。私たちはそんなR18ゲームをつくりたい。自分たちで遊んで確かめ、プレイヤーの声を聞き、選んだことには責任を持つ。小さな工房の判断を、作品にして届けます。