最初の配達
旧港の浅瀬で一通の手紙を見つける。回収した遺物と宛名を頼りに、仮設の桟橋へ帰る理由が増えていく。

海に沈んだ、ただいまを探して。
2027.07発売目標 / PC向けに企画中潮が満ちる前に、大切なものを。
白い石の坂道、青い屋根、海へ続く広場。港町ルーチェは大潮に沈んだが、今も干潮のあいだだけ、昔の道が姿を見せる。回収士ナギの仕事は、そこへ潜って、誰かが置いてきたものを持ち帰ること。財宝より先に、宛名のある手紙を拾ってしまう。
魔導錨で潮の獣を退け、荷物を選び、舟を寄せられる帰還地点を探す。遠くへ行くほど見つかるものは増えるが、帰り道は潮に閉ざされていく。ひとりで踏み込む約20分。無事に帰れば、拾った品物が港の工房と人々の暮らしを少しずつ変える。
届かなかった手紙は、止まった港の心臓へとナギを導く。街を元に戻したい人、ここから旅立ちたい人。全部を引き揚げることはできない。それでも、次の船が出る場所はつくれる。ナギは持ち帰るべきものを、もう一度選び直す。

彼女が生きる、その世界へ。
旧港の浅瀬で一通の手紙を見つける。回収した遺物と宛名を頼りに、仮設の桟橋へ帰る理由が増えていく。
市場の水路から灯台区へ進み、港の心臓を止めた日の記録を集める。誰のために街を取り戻すのか、住民の願いが分かれる。
最後の潮待ちに、港の心臓へ遠征する。持ち帰った手紙と部品で、新しい航路と、誰かが旅立てる場所をつくる。
港の無線次の満潮まで二十分。深追いはするなよ。
ナギ了解。今日は軽い荷物で帰る。
ナギ……あ、手紙。宛名、まだ読める。
港の無線その台詞、前にも聞いたな。
ナギ帰ったら渡す人がいるって、いいでしょ。

潮待ちの港の回収士 / 25歳
帰ったら渡す人がいる。それだけで、拾う理由になる。
赤茶の短いボブと青緑の瞳、白と青緑の遠征服。明るく実務的で、荷物の重さには厳しい。なのに、誰かの想いが残った品物は捨てられない。港を元通りにすることより、そこで暮らす人の明日を考え始める。
近距離の打撃と、投げた錨を引き戻す攻撃を使い分ける。回避して足場を取り、潮の獣を退けながら回収先へ進む。
積み荷には限りがある。価値の高い遺物、修理用の部品、依頼された手紙。残り時間と帰還地点を見て、もう一か所寄るかを判断する。
遠征から戻ると、手紙は会話に、部品は港の設備に変わる。装備を整え、人々の頼みを聞いて、次の潮を待つ。